大納言メモ

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県内の城を歩こう!#2掛川城 後編

こんにちは!

今回は、前回途中で終わってしまっていた「#2掛川城」の続きをお送りします。

 

前回は掛川城のすごいところが2つある!とい言っておきながら1つしか紹介していませんでしたので、今回は2つ目のすごいところをご紹介したいと思います。

 

2つ目のすごいところはずばり、本物の「御殿」です!

「御殿」とは、藩主の公邸・藩の公的式典・藩の政務などを執り行う施設で、いわば城で最も重要な役割を担う施設です。

掛川城の御殿は、江戸時代に建てられたものが今でも残っており、全国的にも珍しい現存する城郭御殿です。

ちなみに城郭御殿が現存しているのは、掛川城の他に、二条城・高知城川越城の計4城だけだそうです!

掛川城と二条城には二の丸御殿、高知城川越城には本丸御殿が残っています。

掛川城の御殿は、国指定重要文化財ですが中に入ることできますので、訪れた際にはぜひ、天守だけで満足せずに御殿にも足を運んで、藩主気分を味わってみてくださいw

 

最後に、御殿の写真がなかったので天守から見た城下の風景を載せておきますw

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天守からの眺め①

これは南の方角です。JR掛川駅の新幹線ホームがみえるはず・・・なんですがよくわかりませんねw

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天守からの眺め②

②はおそらく北側の写真だと思います(うろ覚えw)

城に向かってまっすぐな道が印象的です。

写真からもわかるように、この辺には小さな丘が点在しています。

私は当時に立ち返り、(この丘が出城だったら…)とか(この小山を砦にして兵が隠れていたら…)とか考えながらこの付近を通りますが、なかなかの難攻不落さが感じられます。

実際に、駿河の大名今川家が滅亡寸前だった時、駿河を放棄して最後に立て籠ったのがこの掛川城でした。

徳川家康に包囲され孤立無援の状況のため、最終的には和睦して開城し、戦国大名今川家は滅亡しますが、掛川城が攻め落とされることはありませんでした。

今川家滅亡後は徳川家と武田家が、掛川城のある遠江国遠州)を舞台に、長年にわたって戦いを繰り広げます。

一時期は、同じ掛川市にある遠州の名城・高天神城をはじめとして、多くの城が武田方の手に落ちましたが、掛川城だけは武田滅亡まで一貫して徳川の城であり続けました。

 

このように掛川城は、見た目の美しさ・歴史的価値の高さ・実用性の高さ(強い城)という三拍子揃った名城ですので、ぜひ訪れてみてください!

訪れるときには天守とともに御殿に行くのも忘れずに!

 

 

#2掛川城は以上です。

#3は浜松城を予定してます!

では、また次回お会いしましょう。ありがとうございました。